文献紹介

降圧剤とコロナウイルス感染症の重症化との関係は?

こんにちは😃
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以前に、このような題でブログを書きました“血圧の薬とコロナウイルス”

コロナウイルスが細胞に侵入する際にACE2受容体を介しており、ACE阻害薬やARBなどの降圧剤との関係性をご紹介しました。
興味のある方は、ぜひ“血圧の薬とコロナウイルス”をご覧ください!

新型コロナウイルス感染初期のウイルス侵入過程を阻止、効率的感染阻害 ...

 

降圧剤とコロナウイルス感染症

そして最近、このような論文が発表されました。

Renin–angiotensin system inhibitors and the severity of coronavirus disease 2019 in Kanagawa, Japan: a retrospective cohort study

降圧薬であるレニン・アンジオテンシン系阻害薬に関して、新型コロナウイルス感染症の重症化への影響について調査した研究です(後向きコホート研究)。

子どものコロナウイルス感染率が低い理由として、ACE2受容体の発現量が低いことが要因ではないかというお話がありました。
詳しくはこちらをご覧ください→子どもはコロナウイルスに感染しにくい??

となれば、レニン・アンジオテンシン系阻害薬がコロナウイルス感染症に何らかの影響を与えるのでは…

 

この論文の結論は、レニン-アンジオテンシン系阻害薬(ACE阻害薬やARB)をコロナウイルスに感染する前から飲んでいた患者は、新型コロナウイルス感染症に関連した意識障害が少なかったということです。

肺炎の主な症状として、発熱、激しい咳、息切れ、息苦しい、呼吸困難があります。その他にも多様な症状が現れ、意識がもうろうとする、ぼーっとする、錯乱などの意識障害も起きるようで、副次項目で新規発症または精神錯乱の悪化が設定されていました。

本研究の主要評価項目と副次評価項目は以下のようになっています。

主要評価項目:(1)院内死亡、(2)膜型人工肺体外循環、(3) 侵襲的および非侵襲的方法を含む機械的人工換気、(4)) 集中治療室 (ICU) への入院
副次評価項目:(1)低経皮的酸素飽和度≦90%のための酸素療法、 (2)新規発症または精神錯乱の悪化、(3)入院時の収縮期血圧≦90 mmHg、(4) コンピュータ断層撮影 (CT) スキャンによる肺炎の証拠

 

新型コロナウイルス感染患者(高血圧)について、レニン-アンジオテンシン系阻害薬の服用の有無による主要評価項目の比較結果は…

レニン-アンジオテンシン系阻害薬を飲んでいた新型コロナウイルス感染患者(高血圧)は、飲んでいなかった新型コロナウイルス感染患者(高血圧)と比べて、主要評価項目について減少する傾向がありますが、有意差は見られませんでした。

 

では、副次評価項目は…

先に書きましたが、「意識障害」で有意な差が出ています。

主要評価項目について、有意な差は見られませんでしたが、減少する傾向にありました。
今回は神奈川県内にある病院での調査でしたが、今後、大規模集団で調査を行うことで良い結果が出るかもしれませんね!

詳しい内容は、参考資料にリンクを載せているのでご確認ください!

 

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<参考資料>

Renin–angiotensin system inhibitors and the severity of coronavirus disease 2019 in Kanagawa, Japan: a retrospective cohort study

肺炎の概要 - 07. 肺と気道の病気 - MSDマニュアル家庭版

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