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新型コロナウイルス 接触感染は稀である

こんにちは😃
薬剤師の岩出です。

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今回は、こちらの本の一部をご紹介します❗️

これまでに、色々なコロナウイルスの感染対策が発信され、私もブログで書いてきましたが、根本的に間違っていたかもしれません…

この書籍の著者は、呼吸器系ウイルスの感染症をご専門とされており、特にインフルエンザウイルスがご専門のようです。
新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同じ呼吸器系感染のウイルスであり、この本で書かれている考えは感染対策を行う上で、とても参考になると思います。

今回は、以下の3つのポイントについてご紹介します。
1.空気感染
2.ウイルスは生きている細胞の中でしかいきられない
3.エアロゾル

私が勝手に要約しているので、詳細は書籍をお読みください

 

1.空気感染

新型コロナウイルスの感染経路として飛沫感染接触感染が問題視されてきました。
今もそうだと思います。
どのお店に行っても、ビニールカーテンやアクリルパネルを設置しています(ホンマに置いているだけで、機能していないものが多いですが…)
そして、空いた席は店員さんがアルコールで拭いています(でも、ちゃんと隅から隅まで拭けているかは不明です)

これらの行動に効果がないとは言いませんが、もっと大切な感染対策があります。
なぜなら、新型コロナウイルスは「空気感染」が問題だからです。
空気感染については、「3.エアロゾル」で内容をご紹介します。

最も大切な対策行動は換気です。

狭い空間でビニールカーテンやアクリルパネルを置いている所は危険なようです。
「なんでやねん!直接の飛沫を防ぐために必要やろ!」
「スーパーコンピューター富岳のシュミレーションでも、飛沫が飛んでたやないか!」
と言われると思いますが…

 

上のイラストで説明したいと思います。
イメージを掴みやすいように手書きしました😅笑
ちなみに「<」や「>」は鼻を表しています。

例えばコンビニなどで、レジのすぐ後ろが壁になっている場所に設置されているビニールカーテン
直接の飛沫は防ぐことができますが、ビニールカーテンを越えて入ってきたエアロゾルに対しては、長時間停滞できる環境をつくってしまいます。
そうすると、エアロゾルを吸い込んでしまう可能性が上がります。

飛沫感染接触感染が間違いということではなく、呼吸器系感染症のコロナウイルスでは、空気感染の対策も必要であり、換気がとても大切です!
カラオケ店などは、部屋が狭く、音が漏れないように密閉された空間になっています。
そのような状況で多くの方が歌うと、エアロゾルの濃度が高くなり、エアロゾルを吸い込む可能性がとても高くなります。

 

2.ウイルスは生きている細胞の中でしかいきられない

ウイルス全般の話として、物の表面で人間に病気を起こすウイルスに出会う可能性はゼロと書かれています。
つまり、「物の表面からの感染はない」ということです。

「ウイルスは生きている細胞の中でしかいきられない」
これがウイルスの根本的な性質です。
お金、本、段ボールなど、そこに生きたウイルスがいることを証明した人は誰もいないとのことです。

接触感染は、ウイルスがついた手で眼・鼻を触って感染が起きることを言いますが、眼から新型コロナウイルスに感染して肺炎を起こしたという報告例はないようです。

外気中のエアロゾルにいるウイルスが、眼から入って鼻涙管経由で鼻に抜けて出て来ないことは、インフルエンザに関するボランティアによるヒトでの実験で、すでに明らかになっているようです。

なら、どんな状況なら感染するのか?
ウイルスがたっぷり付いた物に触れた指を、すぐにその場で、鼻の奥(鼻毛が生えている範囲より奥)に突っ込むことをしない限りは感染しないとのことです。

 

3.エアロゾル

最も感染リスクが高い行動は?
ウイルスを吸い込むことです。

同程度の少量のウイルスが、手を介して粘膜にたどり着くのは極めてわずかなようですが、呼吸で吸い込むと多くのウイルスが鼻の奥や気道へ易々と入り込みます。

 

エアロゾルとは何か?

感染者が呼吸や咳、くしゃみなどをして液滴(広義の飛沫)を出す

液滴が水分を失って乾く

飛沫核は軽すぎて下に落ちない
(飛沫核についてはこちら→学習記録:空気感染、飛沫感染って何が違うの?

空中を漂う広義の飛沫と飛沫核をまとめて「エアロゾル」という
空中に浮かぶ粒子はすべてエアロゾルです。

このエアロゾルを吸うことで感染することから、新型コロナウイルスは空気感染すると考えられています。

ウイルスは、エアロゾルという乗り物に乗って、風にのって空中を漂います。
よって、エアロゾルによる空気感染を防ぐためには、「換気」が必要なんです。
換気をすることで、空間のエアロゾルの濃度が希釈されます。

私は知りませんでしたが、アメリカの研究チームからは、ダイヤモンド・プリンセス号の感染が空気感染であると報告が出ているようです。
また、イギリスのネイチャー、ランセットといった科学雑誌、米国CDCまでが、「接触感染は稀である」との発表をしているようです。

飛沫感染や接触感染の対策を疎かにするということではなく、合わせて「空気感染」の対策もしっかりと行いましょう😆

詳細は、ぜひこちらの書籍👇をお読みください!

皆さんの職場やご家庭の環境は大丈夫ですか?

頻繁に換気を行いましょう!

また、どうしても出かけられる場合は、換気設備が整っている場所を選びましょう!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

<参考資料>
もうだまされない 新型コロナの大誤解 (幻冬舎単行本)

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