時事ネタ

The B.1.1.7 ~新型コロナウイルスの変異~

こんにちは😃
のこり7日!
昨日、ウチのパートさんに「ブロブ頑張ってくださいね!」と言われたので、残り一週間頑張りま~す😆
今年はブログの毎日更新を頑張ります❗️

全然関係ないですが、25日は映画「えんとつ町のプペル」が公開されます!
本当に楽しみですね~😆

今日は、コロナウイルスの新規変異株について書きたいと思います。
コロナウイルスのワクチン接種が全世界で広がっている状況で…

 

ウイルスの進化を考える際に、2つの問題が存在します。
1つが「そのウイルスが進化的にどこから由来してきたのか」ということ
もう1つが「そのウイルスがそのような機構で遺伝的変異を蓄積しているのか」ということです。

前者を「起源の問題」、後者を「進化機構の問題」というそうです。

そして、「起源の問題」については、ウイルスの分子的系統樹を作成することによって、問題のウイルスの起源や伝播過程を推測することができるようです。
しかし、英国でのコロナウイルスの大流行に関する定例会議で「これまでにこのような樹の一部を見たことがない」という発言があったようです。
それほど、今までのウイルスとは違いがあるようです。

今回、英国で急速に広がっている変異種は「B.1.1.7」と命名されています。

このB.1.1.7には沢山の特徴があると思いますが、今回は3つのポイントについてご紹介します。
詳しくは、参考資料に載せている資料をお読みください🙇🏻

①突然変異の数
②変異のスピード
③どうやって発生したのか?

 

①突然変異の数

今回のB.1.1.7では、スパイクタンパク質において、異常に多数の遺伝的変化がみられています。
スパイクについては、こちらをお読みください→鳥インフルエンザ ~鳥→豚→人への感染~

B.1.1.7は一度に17の突然変異を獲得したとのことで、今までにないことのようです。
その17の変異のうち、ウイルス表面のスパイクタンパク質をコードする遺伝子が8つあり、その1つがN501Yと呼ばれるタンパク質です。

N501Yは、ヒト細胞への入り口であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体への結合の強さを高めることがヒトおよびマウスにおいおて確認されています。
ACE2受容体についてはこちらを→血圧の薬とコロナウイルス

 

②変異のスピード

研究者は新型コロナウイルスの発生当時から、リアルタイムでウイルスの進化を観察しており、推定では、SARS-CoV-2系統は、1か月あたり約1〜2変異の割合で変異を蓄積することが示唆されています(Duchene et al.2020)。

現在解読されているゲノムの多くは、中国で1月に解読された最初期のゲノムとは約20のポイントで違いがあると書かれています。

土曜日の記者会見で、主任科学顧問のPatrick Vallance氏は、

英国の主任科学顧問は、「B.1.1.7は、9月20日に分離されたウイルスに初めて出現し、11月半ばには症例の約26%を占めた」と述べたようです。「12月9日が始まる週には、これらの数字はずっと高くなっていた。」と

 

③どうやって発生したのか?

色々な説が言われていますが、一番可能性が高いのが、回復期の血漿で治療されていた免疫不全の患者体内において、変異が蓄積された変異株が漏れ出した可能性です。
新型コロナウイルスに慢性的に感染している免疫不全患者または免疫抑制患者を対象とした研究では、短期間に高率の突然変異蓄積することが報告されています(Choietal。2020; Avanzatoetal。2020; Kemp et al.2020)。

抗生物質の耐性菌みたいな感じですかね?

 

12月22日において

デンマーク、オランダ、ベルギー、オーストラリア、イタリアで確認されています。
現時点では、この新規変異株に関連した重症化を示唆するデータは認められていませんが、症例の大部分が重症化の可能性が低い60歳未満の人々である。
日本において感染性の変化に最も影響を与えうると考えられるN501Y変異株は見つかっていない。

昨日、政府より英国からの外国人の入国を停止する旨の発表がありました。

まだまだウイルスとの闘いは続くのでしょうか?

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

 

<参考資料>
Mutant coronavirus in the United Kingdom sets off alarms, but its importance remains unclear

Preliminary genomic characterisation of an emergent SARS-CoV-2 lineage in the UK defined by a novel set of spike mutations

英国における新規変異株(VUI-202012/01)の検出について (第1報)国立感染症研究所

ウイルスの分子進化, ウイルス 46(1), 1-6, 1996

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