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昆虫細胞を用いたワクチン開発

こんにちは😃
目標達成まで、あと2週間❗️
最近は睡眠時間が3時間くらいですが、目標に向けて頑張ります!薬剤師の岩出です。
今年はブログの毎日更新を頑張ります❗️

塩野義製薬が、国内のワクチン開発では2社目となる、コロナウイルスワクチンの治験を開始しました。
BEVS(Baculovirus Expression Vector System)という方法を用いてワクチンを開発するようです(初めて聞きました😅)

 

コロナウイルスワクチンの治験スタート

今回スタートしたのは第1/2相臨床試験で、複数用量の抗原タンパクおよびアジュバント(免疫を活性化させ、ワクチンの効果を補強する物質)の組み合わせからなる、200例以上の日本人成人を対象とした無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験です。

少人数での安全性・忍容性を確認する第1相パートおよび至適用量の検討を行う第2相パートにおいて、ワクチンを3週間間隔で2回接種した際の安全性、忍容性ならびに免疫原性を、接種後1年間追跡評価するようです。

2021年2月末より、各パートの速報データを取得し、経過や感染状況からさらなる安全性確認のための追加試験ならびに第3相臨床試験の実施に関して協議・相談を進めていく予定となっています。
来年末までに3,000万人分以上のワクチンを生産できる設備が整える計画を立てています。

国内メーカーでは、アンジェスがDNAワクチンの治験を行っています。
ファイザー&BioNTech、モデルナがRNAワクチンで、アストラゼネカ&オックスフォード大学がウイルスベクターワクチンです。
あと、不活化ワクチンというのを聞いたことはありますが、BEVSって何なんでしょうか?

 

昆虫細胞などを用いたワクチン開発

BEVSは、昆虫の細胞を用いて遺伝子組換えタンパクワクチンを発現する技術です。
すでに、新型インフルエンザのワクチン開発で用いられている技術で、H5N1型のインフルエンザワクチンでも使用されています。

インフルエンザのワクチンで説明すると、ワクチン抗原としてインフルエンザウイルスの表面に存在するタンパク質である,ヘムアグルチニン(HA)を用います。
ヘムアグルチニンについては、こちらのブログをお読みください→鳥インフルエンザ ~鳥→豚→人への感染~

この目的タンパクであるHAタンパクの遺伝子情報をバキュロウイルスに組み込んだのち,昆虫細胞に感染させてHAを製造します。
そしてHAを精製してワクチンとして投与されます。

特徴として以下の3つの利点があります。

①ヒトへの感染性を有するインフルエンザウイルスを製造工程で使用しない
②従来の発育鶏卵を用いたワクチンの製造期間の6か月に比べ,技術的には約1/3の8週間で製造可能
③た鶏由来の成分を含まないため,鶏卵,鶏肉,その他鶏由来のアレルギーを有する方々にも接種可能

メリットだけではなく、体内にて抗原タンパクを合成させるmRNAワクチン等の新規技術と比べて、抗原発現や精製に一定の開発期間を要するという事実もあります。

しかし、BEVS技術を用いたインフルエンザ予防ワクチンなど、複数の製品がその効果と安全性を基に承認・実用化されている技術でもあります。

国内でワクチンがつくれることも大切なので、良い結果が出るといいなと思います。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

 

<参考資料>
塩野義製薬, 2020/12/16プレスリリース, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの第1/2相臨床試験開始のお知らせ

革新的ワクチン製造の基盤整備・UNIGEN岐阜工場

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