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レムデシビルは効果があるのか?ないのか? part2

こんにちは😃
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昨日の続きで「レムデシビル」のコロナウイルス治療薬としての効果について書きたいと思います。

WHOはレムデシビルについて効果(死亡率の減少)は認められないとして、レムデシビルはコロナウイルス治療薬として効果が無いと発表しています。
一方で、レムデシビルを開発したギリアド・サイエンシズやFDAは、効果があるとして主張しています。
今回は、レムデシビルの効果を示されているデータについてご紹介します!

 

Adaptive Covid-19 Treatment Trial(ACTT-1)

ご紹介するのはこの論文→Remdesivir for the Treatment of Covid-19 - Final Report(Covid-19の治療のためのレムデシビル—最終報告)

2020年4月19日に終了した試験で、米国、デンマーク、イギリス 、ギリシャ、ドイツ、韓国 、メキシコ、スペイン、シンガポール、そして日本 など、60以上の治験実施施設が参加しています。

WHOの研究では、30か国405の病院でしたので、数字だけ見ると規模的にはWHOが大きいですね!

PICOにすると
P:Covid-19で入院し、下気道感染の証拠があった成人
I:レムデシビルを最大10日間投与(1日目に200mgの負荷用量、続いて最大9日間毎日100mg)
C:プラセボ
O:登録後28日間の回復までの時間

1,062名がランダムに割り振られ、541名がレムデシビル、521名がプラセボでした。

 

レムデシビルは回復を早める?

結果は…

レムデシビルを投与された患者の回復期間の中央値は10日でしたが、プラセボを投与された患者では15日でした(回復率比1.29; 95%信頼区間[CI]、1.12〜1.49; P < 0.001)

レムデシビル群の患者は、プラセボ群の患者よりも回復までの時間が短かったということです。

 

下の図は、酸素投与を行っていた入院患者に対する結果です。
回復比率は最大でした。(回復率比1.45; 95%CI 1.18〜1.79)

 

そして、次の図が人工呼吸器またはECMOを受けている入院患者に対する結果です。
回復率は最も低く0.98(95%CI、0.70〜1.36)でした。

 

全体で見ると、レムデシビルにより回復期間が15日から10日に短くなったということですが、患者の状態別に見ると、当然ですが全ての患者に有効ではないようです。

詳しくはリンクを貼っているので、お読みいただければと思います。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

 

<参考資料>
Solidarity Therapeutics Trial produces conclusive evidence on the effectiveness of repurposed drugs for COVID-19 in record time

Repurposed antiviral drugs for COVID-19 –interim WHO SOLIDARITY trial results

Remdesivir for the Treatment of Covid-19 — Final Report

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