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保険指導は肥満と心血管リスクは改善しない?

こんにちは😃
年上、年下に関係なく、頑張っている人は本当に尊敬します!
「我以外皆師なり」と思っている薬剤師の岩出です(笑)
今年はブログの毎日更新を頑張ります❗️

特定検診をご存知ですか?
日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診が行われています。

そして、特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフが生活習慣を見直すサポート、特定保健指導を行っています。

今回、この特定保健指導の効果について発表されている論文があったのでご紹介します。

 

保険指導により肥満と心血管リスクは改善するのか?

Association of the National Health Guidance Intervention for Obesity and Cardiovascular Risks With Health Outcomes Among Japanese Men
日本人男性における肥満と心血管リスクに対する国民健康指導介入と健康転帰との関連

この研究は過去のデータを用いる観察研究です。
しかし、非常にデータ数が大きくて、2013年4月から2018年3月まで日本の国民健康診断に参加した40歳から74歳の男性、約7万人を対象にしています。

ちなみに、このデータはある健康保険組合のデータを使用しており、企業従業員である女性が少なくデータが小さいことから、男性をメインに調査しています。

PICOで分類すると

P:2013年4月から2018年3月まで日本の国民健康診断に参加した40歳から74歳の男性
I:保険指導を受けた
C:保険指導を受けていない
O:保険指導1年後の肥満状態 (体重、 BMIおよび胴囲)の変化

 

観察研究では、データに残っていない過去のことは分かりません。
この研究で言えば、保険指導を受けたか、受けていないか
そこで任意のラインで、そのライン以上は保険指導を受けた、そのライン以下は受けていないと設定しています。

この研究では、任意のカットオフ(85センチ)以上の胴囲を有する参加者を保険指導を受けた群、カットオフ以下の胴囲を有する参加者を保険指導を受けていない群としました。

 

肥満や心血管リスクへの影響なし

健康指導介入への割り当ては、1年後の低体重の低下には影響があったようです。

しかし、健康指導介入が、1~4年後の参加者の収縮期血圧、拡張期血圧、ヘモグロビンA1c値、または低比重リポ蛋白コレステロール値の変化と関連しているという結果は認められなかったとのことです。

ただし、体重の減少は290mgなので、これが意味のある値かというと、どうでしょうか??

保険指導の結果が理由としては、腹囲85センチでは健康な人が多く含まれること、保健指導の対象者のうち実際に参加した人が少ない(2017年に実際に介入を受けた適格参加者はわずか15.9%)ことが考えられるとのことです。

私のような者には、このような研究は難しすぎて出来ませんが、賢い先生なら色々な事に対して検証ができるんだと思います。
ぜひ、新型コロナウイルスの対策の効果検証をして頂きたいと思います!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

<参考資料>
特定健診・特定保健指導について(厚生労働省)

Association of the National Health Guidance Intervention for Obesity and Cardiovascular Risks With Health Outcomes Among Japanese Men.

 

 

お知らせ!

◆研修会のご案内◆

日 程:2020年10月31日(土)
テーマ:薬剤師さん!その食事指導まちがってます
時 間:17:00~19:00(19時完全終了)
場 所:大阪府大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル303
講 師:家辺 先生(管理栄養士)
参加費:1,000円
定 員:25名
※日本薬剤師研修センター
受講シール1単位” 取得研修会

参加登録はこちらから👇

 

 

 

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