時事ネタ

お酒を伴う飲食 感染リスクを高める

こんにちは😃
薬剤師の岩出です❗️

東京都では「緊急事態宣言」が発出、大阪府(神奈川県、千葉県、埼玉県)では「まん延防止等重点措置」が延長になりましたね~😩

今回驚いたのは、飲食店への対応
酒類販売業者に対して、要請に従わない飲食店との酒類の取引を行わないよう求め
そして融資元の金融機関には、休業要請に応じない飲食店の情報提供を要請(その後、撤回されました)

「そこまでする?」って思いました😅
いくら撤回しようが、そういう考えを持っているってことですよね…(コワ)

 

飲食店への締め付けについては、「根拠がない❗️」との発言がみられますが
その点について、専門家会合で調査結果が発表されました。

今回はその調査結果についてご紹介します!

 

研究目的

コロナの感染が拡大するたびに、お酒を伴う飲食が問題とされてきました。
が、エビデンス(根拠や証拠)が無いだろう!とも言われてきました。

感染者の行動を確認すると、お酒を伴う飲食に参加していた人が多かった、というレベルで
感染しやすさについて、お酒を伴う飲食に参加していない人(対照群)と比べたデータはありませんでした。

そこで今回、対照群との比較に基づくエビデンスが発表されました。

 

研究内容

研究の内容は

①対象者は、発熱外来(肺炎外来)で受診した人

②受診した人を「新型コロナウイルス検査陽性者(陽性者)」と「新型コロナウイルス検査陰性者(陰性者)」に分ける

③陽性者群と陰性者群それぞれを、お酒を伴う会食の「あり」or「なし」に分ける

以下がフローチャートです。

発熱外来(肺炎外来)で受診した人はアンケート調査で、過去2週間以内の行動歴(「マスクなしでの会話」、「大人数や長時間におよぶ飲食」など)やお酒のある・なし、会食の回数などについて回答します。

基準に沿って対象外の人を除外し、陽性者29名、陰性者255名において統計解析をしています。

 

研究結果

大人数や長時間におよぶ飲食」のオッズが高い傾向にあります。
オッズ比が高いということは、今回の場合であれば新型コロナウイルス検査陽性者になりやすいということです。

 

会食(3人以上での飲食)回数、お酒のある・なしで比べると
お酒のある会食に複数回参加は、オッズが高い結果となりました。
またお酒がなくても、複数回の会食参加ではオッズが高くなっています。

逆に「1人で外食」ではオッズの上昇が認められず、このことからも「お酒」、「3人以上の飲食」が、新型コロナウイルス感染に影響を与えれいると考えられます。

この研究結果をどのように受け取るのか?
今まで「エビデンスがない」と言われてきましたが、今回このようにエビデンスが示されました。

 

おまけ…

酒伴う会食、複数回で感染リスク5倍 感染研報告、3人以上で(日経新聞)
“酒出る3人以上の会食に2回以上参加”で感染リスク約5倍か(NHK NEWS WEB)

メディアでは上記のように「5倍」という数字が出ています。
おそらく「お酒のある会食2回以上」のオッズ比(調整オッズ比)が5.89(4.94)なので、5倍という表現を使われていると思いますが

私が教えてもらった記憶では(間違ってたらごめんなさい🙇🏻)、オッズ比で「5倍」という解釈は間違っていると思います。
(詳しくは、医療統計の先生に聞いて頂ければと思います😅)

なので、私も「5倍」などの表現は使っていません。

専門家会合が発表した資料にも「〇」などという表現は、一切出てきません。

日経新聞とか、NHKのレベルでも間違った表現を使うんだな~って思いました😆👍

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

 

<参考資料>
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等

新型コロナウイルス感染症の社会行動リスク解析:パイロット調査の暫定報告(2021年7月6日), 第42回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード

-時事ネタ
-, , , , , , ,

© 2021 岩出賢太郎 薬剤師の“わ” Powered by AFFINGER5

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。