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モデルナ なぜ安定なのか?

こんにちは😃
一度ブログを書いたのに、パソコンを開いたら書いたブログが消えていて凹んでいる薬剤師の岩出です😭
ブログの毎日更新を頑張ります❗️

ファイザーのコロナワクチンが、最終的に95%の有効性を示し、緊急使用許可を提出し、12月には接種がスタートするというニュースが出ています。
すごいワクチンですが、課題は保存方法です。
マイナス70度で保管する必要があり、温度制御装置を開発したとありますが、どうなんでしょうか?

それに比べて、モデルナのコロナワクチンは、2℃~8℃で30日間安定と報告されています。

どちらも同じ「RNAワクチン」と言われるものですが、何が違うのか?

 

RNAワクチン

mRNAを薬として直接体内に投与するアイディアは非常に古く、1990年のサイエンス論文で最初の報告がありました。

mRNA医薬は、mRNAを直接体内に投与して、mRNAによってつくられたタンパク質を標的細胞で発現させることによって治療を行う医薬品です。

mRNAは、核への輸送が不要で、ゲノムへの挿入変異リスクもなく、安全性に優れていると言われています。
しかし、mRNAは生体内では極めて不安定で、生体内の核酸分解酵素により急速に分解されます。

医薬品として用いられる候補物質の中でも、最も不安定なものと言われているくらい不安定なようです。
ですが、このすぐに分解されるという特徴が、安全性と有用性を担保しているとも考えられています。

この不安定さから研究が進まず、論文報告も止まっていましたが、2010年代に入り急にmRNAの報告が増え始めたようです。

 

DDS:ドラッグデリバリーシステム

そこで、不安定なmRNAを生体内に投与するためにDDS(ドラッグデリバリーシステム)の工夫が必要でした。

薬学部を卒業した方なら、製剤学の授業で聞いたと思いますが…(詳しくは分からないので、各自で調べてください😆)

ちなみに、DDS技術を用いている医薬品に以下のようなものがあります。
ロキソニンは有名ですよね

 

mRNAの研究で報告されているものの多くが、脂質ナノ粒子(LNP)というものを用いているようです。
ただ、LNPは一般的に炎症反応を起こしやすく、標的疾患や対象臓器によっては使用が難しいなどがあるようです。

モデルナのワクチンは、この脂質ナノ粒子に特徴があるようです。
モデルナの技術は特許で保護されているため詳細は分からないようですが、モデルナが開発した他のウイルスのワクチンにも脂質ナノ粒子を使用しているようで、今回の新型コロナウイルスワクチンに応用したのではと言われています。

モデルナだけではなく、ファイザーと一緒にmRNAワクチンを開発したBioNTechもmRNAを安定化させる技術を用いているのでしょうが、モデルナの技術の方が今のところは優れていたということです。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

 

<参考資料>
mRNA医薬に利用されるキャリア開発:ナノミセル型キャリア

mRNA 医薬開発の世界的動向

DDS医薬の創製

 

 

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