保険薬局関係

疑義照会

こんにちは😃
来年に向けて新たなチャレンジをしようと考えています。でも、「また大変になるな~」、「ちゃんとできるかな~」と本当は消極的なんですが
周りや社長に宣言して、自ら追い込んでやるしかない状況になっている薬剤師の岩出です🤣
今年はブログの毎日更新を目標に頑張ります❗️

お中元とご挨拶を兼ねて、日頃からお世話になっている介護支援施設に行きました。

色々な話をさせて頂いた中で、疑義照会の話が出ました。
医師に薬について提案ができるのは薬剤師だけなので、助かるという話です。
よく聞く話ですが、改めて他職種の方と話をしていて重要なことだなと思いました。

そこで、今回は疑義照会をテーマに書きたいと思います。

 

薬剤師法 第24条

ご存知のように、疑義照会については薬剤師法にこのように書かれています。

第二十四条 (処方せん中の疑義)
薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによつて調剤してはならない。

つまみ食い程度にしか見れていませんが、薬剤師のドラマ「ア○サングシンデレラ」でも、疑義照会について出てましたよね?
それはいいとして…

法で定められているので、当然、それができていないと法的責任が問われます。

疑義照会義務で初めて日本の裁判所が詳細に取り上げた事例として紹介されているのが、平成23年に起きたベナンバックス5倍量投与の判例だと言われています。
ベナンバックスを5倍量投与して患者さんが亡くなった事案で、医師、調剤した薬剤師、鑑査した薬剤師が損害賠償請求されました。
監査した薬剤師にも疑義照会義務があるのかということが争点になったようです。
どっちとは言えないですが、監査した薬剤師も責任があると個人的には思いますけど・・

結論として、裁判所は監査する薬剤師にも疑義照会義務が「ある」といっています。

法的責任

法的責任には、刑事責任、行政責任、民事責任の3つがあります。

◆刑事責任

国家から罰を受けること

調剤過誤の場合、業務上過失致死傷罪に問われる可能性がある(すべてのケーズで刑事責任が問われるわけではありません)

<事例>
有名なのが2011年のウブレチド事件。
マグミットを一包化すべきところを、ウブレチドで調剤してしまう。しかも、しかも対象の患者さんは約20名で、約2,700錠が調剤されました。その中の患者さんが二十数日間飲んでしまい、亡くなってしまったという事案。

ウブレチドを調剤した数日後、管理薬剤師が調剤ミスに気づいたようですが、責任追及を恐れて患者さんに対し服用中止の指示や医師への情報提供などをしなかったようです。

この事案では刑事責任を問われました。

刑事責任が問われるのは本当に重いものなので、ミスしたからといって、すぐに刑事責任をおもいうかべるのはやめてくださいということです。

 

◆行政責任

厚生労働大臣から薬剤師の免許取り消しや業務停止などの処分を受ける責任。患者さんへの責任ではなく、厚生労働省という監督官庁に対する責任です。

罰金刑以上の刑に処された場合や薬事に関して犯罪または不正があり、薬剤師としての品位を損なう行為があったとき、薬剤師法第8条(免許の取消し等)や第5条(相対的欠格事由)により処分されることがあります。

罰金刑以上に処された場合などでも、すべて処分対象となるわけではありません。厚生労働省が事件として把握したものを医道審議会にかけ、そこで処分が必要と判断された場合にのみ処分されるということです。

刑事責任で書いたウブレチド事件では、業務停止1年の処分が科されたようです。

 

◆民事責任
被害者に対する法的責任として唯一のもの

民事責任の要件は「過失」、「因果関係」、「損害」で、全部揃うと損害賠償請求権が発生します。

調剤過度の場合の請求相手は誰か?
ミスをした薬剤師、薬局や医療機関の開設者、管理薬剤師です。

過失について
「過失」とは、業務違反です。
薬剤師の場合、薬を間違って渡したことや説明をしなかったこと自体が過失になります。

また、医療従事者の義務について「実験上必要とされる最善の注意事務」という最高裁の判例で示されたものがあり、常に最善をつくさないと義務違反になるということのようです。

この常に最善をつくさないと義務違反ですが、誰に対して負っているかというと患者さんです。

そこで、「医師がこう指示しました」ということは、法的には通らないようです。
私も現場で働いていますので、正論だけでは難しいことも十分に知っていますが

法的には、薬剤師は患者さんに対して最善を尽くす義務があり、医師の指示だからというだけでは、責任を問われる可能性があるということのようです。

 

疑義照会から脱線した内容になりましたが、それだけ重要な役割を薬剤師は担っているということで締めたいと思います😅

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

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<参考資料>

薬剤師のための法的知識の基礎 ~対人業務にかかる裁判例を参考に~

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